CSSの基本(14)−内部余白を指定する
今回紹介する内部余白とは、枠線の内側に設ける余白のことを指しています。内部余白は、ホームページを見やすく、読みやすくする場合にとても効果的な指定となります。今回の講座では、内部余白を指定するpaddingプロパティの記述方法や活用方法を紹介しましょう。

→ 内部余白を指定する
 
内部余白を指定する場合は、paddingプロパティを利用し、その値に単位付きの数値を記述します。たとえば、以下のようにpaddingプロパティを記述すると、枠線の内側に20ピクセルの余白を設けることが可能となります。
<IMG src="tree.jpg" style="padding:20px; border:2px #FF0000 dashed"> サンプルページ


→ 内部余白の活用例
 
枠線を描画しないときも、内部余白が有効に機能する場合もあります。たとえば、以下のサンプルはclass="column"の段落(DIVタグ)の背景色を指定したものですが、単に背景色を指定しただけでは、境界ギリギリまで文字が表示されてしまうため、あまり読みやすくありません。そこでpaddingプロパティを利用し、上下左右に適当な内部余白を設けます。これで読みやすいコラム(囲み記事)を作成することが可能となります。
<STYLE type="text/css">
  :
DIV.column{
width:400px;
color:#FFFFFF;
text-align:left;
background-color:#669900;
padding:10px;
}
</STYLE>
  :
<DIV class="column">
CSSを記述して背景色や文字色、横幅、内部余白などを指定すると、読みやすい囲み記事を作成できます。このように、枠線を描画しなくても内部余白が有効に機能する場合があります。
</DIV>
サンプルページ


→ 上下左右の内部余白を個別に指定する
 
上下左右の内部余白を個別に指定することも可能です。この場合は、padding-top(上)、padding-bottom(下)、padding-left(左)、padding-right(右)というプロパティを利用します。以下のサンプルは、class="honbun"の段落(Pタグ)の左側だけに25ピクセルの内部余白を指定したものです。このようにして、文章の左側に適当な余白(インデント)を設けることも可能です。ぜひ活用してみてください。
<STYLE type="text/css">
  :
P.honbun{
  padding-left:25px;
}
</STYLE>

<H3>9月25日</H3>
<P class="honbun">
最高気温:23℃  最低気温:18℃<BR>
秋らしい過ごしやすい1日。天候は「はれ 時々 くもり」といった感じです。<BR>
</P>
<H3>9月26日</H3> <P class="honbun"> 最高気温:25℃  最低気温:19℃<BR> どんよりとした「くもり」。かろうじて雨は降りませんでしたが、スッキリとしない1日でしたね。
</P>
  :
サンプルページ


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